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奈良のアラカルト=ナラカルトは奈良の観察記録です。

平城宮跡 古代の時間/1300年前の足音が聞こえてきそうな原っぱ。この国の原風景を見るような地平です。

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間抜けな感じがするほど広々とした野原が広がっています。現代では珍しくなったのんびりした感覚。どこか懐かしく、どこか新鮮。あるようでどこにもないこの風景こそ、ぎすぎすした現代人の気持ちを解きほぐしてくれます。横に広がるばかりじゃない。古代への縦の時間の流れも壮大です。

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この辺りのツバメのねぐらがここにあります。夏の夕方ともなるとあちこちから飛来して空一面で大騒ぎ。数千羽、いや数万羽にものぼる迫力。夕闇の迫る空を見上げていると古代への時空を超えた不思議な旅をしているような感慨を覚えます。

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狛犬/東大寺 南大門+手向山神社/奈良町 御霊神社+鎮宅霊符神社 個性豊かに鎮座しています!

東大寺の南大門にある狛犬は別格です。約800年前に造られた日本でもっとも古い狛犬とされています。この狛犬こそは日本の狛犬のモデルとして活用されたらしく、神社の狛犬のルーツはここになるかもしれません。いつの間にか現代の狛犬はずいぶん可愛らしくなりましたが・・・いやはや!

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境内の北の端にある手向山神社の狛犬は親しみやすい顔つきです。そもそも狛犬とは番犬のような存在で門番の役割を担っているのでしょう。強面なのですがどこかユーモラス。おもわず「こんにちは!」などと気軽に声をかけてしまうほど身近な存在です。

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奈良町の御霊神社では強面の狛犬が迎えてくれます。とはいえ縁結びの神社だけに願掛けの対象になっています。足には縁起物のひもが巻かれ、派手なブーツを履いているような様相です。こんな狛犬、ちょっと珍しい。

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もう一つ。奈良町の鎮宅霊符神社を忘れてはなりません。ここの狛犬は、なぜか笑っているのです。いえいえ笑っているように見えるのでしょう。こんなに親しみの持てる狛犬はおそらく奈良ではここだけ。ひょっとすると奈良でもっとも人気のある狛犬かも知れません。

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奈良公園 濃い緑 薄い緑/しなやかに枝を伸ばし、葉を広げ、遠目にも鮮やかな初夏の緑の饗宴です。

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瑞々しい生命力を解き放つような初夏の緑。日々、ぐんぐんと。美しい花をつけていなくとも野性的な美しさが際立っています。風にそよぐその姿はいかにもはつらつとして、観賞している私たちの気持ちも活力にあふれてきます。緑一色の風景は秋の紅葉にも勝る艶やかさを誇っています。

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一口に緑といっても実にさまざまな緑にあふれています。黄緑、青緑、浅緑などなど。それらの緑が幾重にも重なっている光景はこの時だけのもの。奈良公園がもっともシックな装いを見せる季節かも知れません。

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奈良公園 夏立つ/鹿の袋角 春蝉 萌え立つような明るさに包まれています。

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野も山も緑一色。その中に梅雨入り直前の美しい花々が咲き誇っています。桜と藤が散った後の華やぎがさんざめいています。色といい、香りといい、小さいながらも神々しいまでの気高さにあふれています。まるで天外に遊ぶよう。夏の気が立ち始めました。

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鹿の角が生えてきました。表面に皮をかぶせたような形の袋角(ふくろづの)です。柔らかく、血管が見えるほど透きとおった感じさえあります。昔は薬用として珍重されたとか。やがてこの角は枝分かれして秋になると固い角に変身するのです。この季節、この辺りでは蝉が鳴き始めます。春蝉とも、松蝉とも言われ松林で聴くことができます。奈良の自然が息づいています。

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奈良公園〜山辺 茶色の点景/ドライになった草木が初夏の風に揺れています。新緑の中のほほ笑ましいフォルムです。

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夏日の風景の中に去年の草木が美しいフォルムを見せています。瑞々しい緑の中に乾燥しきった茶色。かえって目立つ存在となりました。自然の織りなすオブジェとでも言いたくなるような存在です。人間の手ではなかなかこうはいかない。枯れ果てているのに、なぜか舞台の主役を務めています。

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ARTは自然の模倣から始まったと言われています。なるほどねと相槌を打ってしまいますね。緑の中で際立っていると言うより、茶色が緑を引き立てているように思えました。それにしても自然の造形はお茶目で見飽きません。

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奈良公園 初夏の息吹/赤や黄の小さな実がちらほら。眩しいほどの新緑の季節になりました。

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透明感のある強い日差しが射してきました。ときどき冷たい空気が混じっていますが夏の到来を予感させます。今年の子鹿誕生のニュースも流れてきました。原生林から渡ってくる風もつややか。目にもこころにも鮮やかな季節です。

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なにかを言うのも野暮なほど。美しい自然の姿をとくとご覧あれ。

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モノクロームの奈良公園/このごろ奈良町から春日大社辺りにかけてしっとりとした光景が広がります。詩的な雰囲気にうっとり。

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雨もよいの日、奈良町とその周縁の公園は色彩がくすんでいるのになぜか鮮やかな感じです。墨の線で書いたような枝ぶりも楽しく、モノクロームの世界はしっとりとして洒落た光景を見せてくれます。落ち着き払った自然と古い町並み。どこか詩的な気分があり見慣れた風景なのに目が離せません。

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曇天は晴天の日に負けず表情豊か。梅の実も大きくなり始め、鹿の糞を掃除するフンコロガシももぞもぞと動き回っています。空を見上げると、冬の渡り鳥の居残り組と夏のツバメがばかりか、山や野原に住むヤマガラエナガたちが空を飛び交っていて、あちこちから軽やかな鳴き声が聞こえてきます。初夏の色が混じってきました。

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