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奈良のアラカルト=ナラカルトは奈良の観察記録です。

地蔵

旧柳生街道/柳生十兵衛に新陰流の手ほどきをうけるため剣豪が行き来しました。宮本武蔵も荒木又右衛門も!

春日大社の脇から柳生街道ははじまります。すぐさま現代を見失ってしまうような原生の森の中へ。往時にタイムスリップしてしまった感覚に襲われます。剣豪の里を目ざして若き宮本武蔵もここを歩いたかと思うと、ちょっと不思議な気分。いつしか肩で風を切っ…

正暦寺/神の酒は中世になって我らのもとへ。鎌倉時代にはじめて市井の人々の晩酌が始まりました。

古代において酒は宗教や儀式と密接に結びついていました。信仰と関係なく、一人ぽつねんと一献かたむける習慣が生まれたのは鎌倉時代になってからです。栄枯盛衰は世の常というべきか、権力側の衰退がはじまると、権力者に付きしたがっていた酒造りの専門家…

郡山城跡/秀吉、弟の秀長になにを急がせたのか。地蔵や墓石が石垣石になっている。

天守台を支えた石積みが天を仰ぐ。めくるめくような空の大きさ。郡山城跡は奈良にあって大内裏や古墳にも負けない威容を誇っています。にもかかわらず石積みは滑稽でもあり、切実でもあるのです。平城宮羅城門や西大寺七重塔の礎石まで使われています。寺の…

暗峠(くらがりとうげ)/最後の旅となった芭蕉の足跡を追って

南北に細長くのびる生駒山の真ん中あたりの低いところが暗峠。奈良と大阪を結ぶ山越えの近道が走っています。 大阪へ向かう道すがら伸びやかな棚田が広がります。ところどころ風雨に洗われて少しのっぺりしてしまった地蔵が迎えてくれます。元禄時代からなに…

浄瑠璃寺〜岩船寺/石仏 人々の願いそのまま石仏

仏像といえば仏師が作るものと考えがちです。 運慶や快慶の残した仏像は文字通りこの国の宝です。 しかしそれらばかりが仏像ではありません。 円空は僧侶としてじつに多くの仏像を彫りました。 大工や農民の彫った地蔵も山中にひっそりと立っています。 考え…

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