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nalacarte

奈良のアラカルト=ナラカルトは奈良の観察記録です。

古代豪族の群雄割拠した葛城。西の山辺の道といわれる古道が走る。とても深い。日本の原風景はここにある。

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豪族たちの勢力は古社寺ばかりではなく、古代びとがさかんに行き来した道端にもひっそりと史跡が残っています。この国が日本になろうとしたときの胎動がありました。幹線としての道は今ではのどかな畦道となっていますが、ここにある田んぼはなにも変わることなく風に吹かれています。眼下には御所の町が広がり、飛鳥の大地もすぐそこに見えています。

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山岳修行といえば修験者あるいは山伏を思い出します。深山幽谷に分け入り、厳しい修行をするという。創始者は御所に生まれ育った賀茂一族の役行者と言われていますが、子どもの頃から仰ぎ見ていた葛城山こそがはじめの修行の場だったようです。日本独特の宗教はここから一歩を踏み出しました。

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葛城山に連なるようにして空海高野山が控えています。空海も山にこもり、超自然的な能力を得て真言密教を創始しています。たびたび葛城山にも訪れていたようで、高野の地を選んだのもここと無縁ではないように思えます。

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古代史をひもとけば切りが無い。神話に登場する神々がいまもって森の中でひっそりと鎮座しています。輪郭がはっきり見えてくるほどに原始の風景が広がり、初めて経験するような神秘的な光と影のなかを歩くことになります。

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