読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

nalacarte

奈良のアラカルト=ナラカルトは奈良の観察記録です。

山辺の道/夜都伎神社。素朴の上にも素朴。飾り立てるものはなにもないのに威厳があって気高い。

f:id:nalacarte:20170227140312j:plain

古代びとは自然のさまざまな現象を神の働きであると考えました。風の音、雲のかたち、雷雲から落ちる稲妻などの自然現象を逐一読みとろうとしました。神は何をしようとしているのかと、耳をすまし、心を動かしたのです。すべては神聖なものでした。

f:id:nalacarte:20170227140413j:plain

f:id:nalacarte:20170227140509j:plain

f:id:nalacarte:20170227140557j:plain

黄昏/たそがれ。それは「誰そ彼」。夕刻の薄暗いときの表現です。その薄明の時間に表れるもの、動くものに強い畏怖を感じたようです。そこにいるのは誰ぞ。そこにあるのはなんぞ。ふっとした拍子に精霊や魔物がうごめいていると感じたのでしょう。万葉びとが持っていた世界観です。

f:id:nalacarte:20170227140805j:plain

f:id:nalacarte:20170227140857j:plain

f:id:nalacarte:20170227140946j:plain

f:id:nalacarte:20170227141026j:plain

昼と夜が交錯するたそがれ。夜と朝が錯綜するあかつき。どちらも魂が揺れ動くとき。神の振る舞いは万葉びとの想像をこえた奇抜なもので、なにもかもが怖かった。魂が揺れないように、恐ろしいことが我が身に及ばぬように儀礼を尽くしました。ほの暗い山裾に立つだけで聖なるものとの関わりを大切にしたことがわかります。

f:id:nalacarte:20170227141125j:plain

f:id:nalacarte:20170227141206j:plain

f:id:nalacarte:20170227141353j:plain

Copyright(c)2016 Nalacarte.All Rights Reserved.