nalacarte

奈良のアラカルト=ナラカルトは奈良の観察記録です。

6 東大寺 二月堂 お水取り/お松明

お松明が現れると一斉に耳目をひき、

いまかいまかと待ち望んでいた人々から大きなどよめきが起こります。

闇のなかにうっすらと浮かび上がる回廊は舞台と化します。

人々の顔は赤く染まり、

うっとりとした表情を見せたかと思うと、

驚嘆と溜息の入りまじった声をこぼしています。

 

お松明の火の粉が艶やかに虚空に舞います。

幻想的にして演劇的。

外連味のない時間と空間が現出しています。

 

時を措かずにお松明は消え果てます。

あっという間の終演ですが壮大な気分が残ります。

凍えるような寒さはどこへやら。

辺りはふたたび暗さを取りもどしたというのに

胸のうちが明るく照らし出されています。

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