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奈良のアラカルト=ナラカルトは奈良の観察記録です。

岩船寺/隅鬼棲む山寺 木もれ日と蕾と鳥のさえずりと

中世、南都(奈良)は乱れがちだったといいます。

秩序の崩れた都市を嫌って山に籠もる僧が出てくるのは自然なこと。

清浄な修行の場を必要としていたのです。

岩船寺の起点もそこから。

どうりで町のなかにある寺院とは風姿が違っています。

山の精霊が守っているかのよう。

 

隅鬼(すみおに)は格別です。

怒りと笑いをにじませたような顔つきで隅木を支えているのです。

隅鬼は唐の時代に流行ったとか。

唐招提寺の金堂や法隆寺五重塔にもありますが珍しい存在です。

煩悩を表す象徴としての邪鬼。

日本古来の天邪鬼ともかさなり魔除けの役割を担わされるようになりました。

 

鬼瓦と同じ鬼形というわけですが、

その目つき、ただ事ではない。

人間の煩悩を見透かしているようです。

くわばら、くわばら!

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<この地は行政区域でいえば京都ですが、地勢的にも、文化的にも奈良といって差し支えないでしょう。東大寺春日山のつい目と鼻の先に浄瑠璃寺岩船寺はあります>

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