nalacarte

奈良のアラカルト=ナラカルトは奈良の観察記録です。

唐招提寺/律する。鑑真はこの一言のために東の小さな国に渡ってきた。筆舌に尽くせぬ苦難。ついには盲目となる。

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整然と天平の伽藍が並んでいます。ことさらになにかを主張するわけでもなく、とりたててなにかを押しつけることもない。にもかかわらず、どこか凛としています。律するとはこういうことかと感服の至りです。

金堂におわす三体の仏像は穏やかな表情を見せながらも屹然としています。

なかでも驚くべきは千手観音さま。1200年の間に少し失ったものもあるようですが、どうやら文字通り千本の手をもっていらしたとか。これは希有なこと。一本一本に優雅さもあれば厳格さもある。ただただ前に立ち尽くして見入ってしまいます。

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開山堂の脇に小さなドングリの木が一本。なんの変哲もない姿ですが、春の一週間だけみごとな若々しい新芽をつけます。よくよく見るとなんともいえず清らか。

水楢の柔き嫩葉はみ眼にして 花よりもなほや白う匂はむ」と北原白秋は詠みました。嫩葉(わかば)とは若葉になりきる前の新芽のことです。

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あちこちに春の花が咲き、そこここで小鳥が囀っています。

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