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nalacarte

奈良のアラカルト=ナラカルトは奈良の観察記録です。

宇陀松山(2)/古代、阿騎野と呼ばれた地。貴族の狩猟場です。男は獣を追い、女は薬草を摘む。薬園は名残です。

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宇陀にゆかりのある大手の薬品会社がいくつかあると聞きおよびました。もとはといえば葛粉の製造からはじまっています。山野に自生するマメ科の蔓の根から葛粉を作りますが、その根は漢方の葛根(かっこん)にもなるそうです。風邪薬としての葛根湯といえばいまでも人気があります。

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太った根から、美味なる葛の菓子もできれば、製法を変えれば解熱薬にもなる。こんなに役立つ植物が出てくれば、もっと探してみようというのは自然なこと。今では250に上る薬草が栽培されているとか。江戸時代に輸入された漢方薬は相当に高価だったようで、このことも国内産の誕生に拍車をかけたようです。

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江戸時代からの薬園が宇陀松山に残っています。知っているものもあれば、薬草と気がつかない雑草のようなものもたくさんありました。

葛粉が発端となって病を治癒させる薬が生まれたかと思うとなんだか愉快。薬屋に掲げられた時代がかった看板をいくつか目にしました。さもありなんと合点がいきました。

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