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奈良のアラカルト=ナラカルトは奈良の観察記録です。

奥飛鳥 飛鳥川にそって/古代からあった飛び石。向こう側に渡るのは待っている人がいるからです。

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稲渕集落に入るところに男綱が掛け渡っていました。ここの神事は神式で行われます。栢森(かやのもり)に入るところに女綱が掛け渡っていました。ここの神事は仏式で行われます。飛鳥川でつながっている村の神仏習合はいとおかし。

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稲渕の上流に栢森はあります。飛鳥川のはじまるところです。ときどき氾濫することがあったのか、この辺りでは橋の代わりに飛び石が古代からあったようです。万葉集の恋の歌にも詠われるほどですから日常的に使われていたことが分かります。

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男綱と女綱の綱掛神事は子孫繁栄と五穀豊穣のためのものですが、飛鳥川に掛け渡すことで悪疫の侵入を防ぐ装置でもあるそうです。集落の結界にもなっていて村民を守護しているとか。男綱と女綱、いまもって村民の厚い信仰に無くてはならない存在となっています。

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飛鳥川は古代の大動脈でした。生きるも死ぬも、生かすも殺すも、飛鳥川への取り組み方で大きく左右されました。

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