nalacarte

奈良のアラカルト=ナラカルトは奈良の観察記録です。

京終/大正から昭和の中頃まであったロープウエイ。天理の高原から凍り豆腐や木材が運ばれてきました。

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(現在はリニューアル工事中です)

京終(きょうばて)は平城宮の果て(京の終わり)にあったという意味のようです。いまは静かな佇まいを見せていますが、ロープウエイのあった時代は日本中から物資が届いた拠点で、市場に働く威勢の良い男達で溢れかえっていたとか。祭があれば先が見えなくなるほど屋台が並び、押すな押すなの人混みがあったそうです。65年前までの幻のような風景です。

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ロープウエイは索道と言い、天理の高原にある小倉まで約17キロの道のりでした。ロマンチックな響きがありますが剥き出しの乗り物が吊されているだけで非常に危険なものだったようです。高原へは凍り豆腐の原料になる大豆、石炭、肥料などが輸送されたそうですが、物資の輸送がトラックになってから急激に廃れてしまいました。映画館も芝居小屋もなくなり京終の町は寂れてしまいましたが所々に往時の片鱗が残っています。

ちなみに京終駅はJR奈良駅の次の駅ですが単線の無人駅です(まほろば線)。

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