nalacarte

奈良のアラカルト=ナラカルトは奈良の観察記録です。

鷺池/彼岸の過ぎる頃、南風に誘われて白木蓮と辛夷が咲きはじめました。香りも高く、おおらかに照り映えています。

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木蓮は秋頃から短い毛におおわれた蕾をつけていました。真冬には北風に耐え忍んで来る春を今か今かと待ち望んでいました。お彼岸の早春に南からの暖かい風を受けると白梅や紅梅の脇で一気に大きな花を咲かせます。むせかえるような香りを放ちとても壮観ですが花の命は短くて初々しさは三日ほど消えてしまいます。このはかなさが鷺池の早春の風景ですがほころび始めた桜が次は私の番よと風に揺れていました。

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鷺池の浮御堂は大正の初めに建造されたもので奈良においては真新しい存在ですが、古くからの景色に包まれているせいでまるで歴史の1ページのなかを散策している気分です。冬の梅、早春の白木蓮辛夷や馬酔木、そして春の桜。万葉の歌にしきりに詠み上げられました。なかでもあっという間に満開になり、あっという間に散りゆく白木蓮こそは歌人達を引きつけて放さなかったことでしょう。

ちなみにあちこちに向いて咲いているのが辛夷、いっせいに上に向かって咲き誇っているのが白木蓮です。

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