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奈良のアラカルト=ナラカルトは奈良の観察記録です。

東大寺 南大門/鎌倉の活力。繊細とは無縁。東大寺様式という独創性。運慶と快慶は強く共鳴しました。

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木造とはいえ、高さ25メートル、幅はおよそ30メートルという巨大さ。柱となる丸木に軒を支える木材をさし込んでいます。その柱も水平に渡された木によって連結されています。それまでの伝統を無視し、柱に大胆に穴を開け、木をそこへ貫通させているのです。そして天井も張っていません。この様式、東大寺にしか見られません。

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破天荒な試みをいとわなかった運慶と快慶が傑作を遺しました。完成してから、臍はいうに及ばず乳首もずらし、顔や手首の角度もあっけらかんと変えています。迷いの末の行動ではなく、完璧さを求めた結果の調整でしょう。南大門の異彩を放った空間に果敢に挑戦した二人の姿が浮かびます。それにつけても69日で創りあげてしまったというのですから、いやはや驚愕です。

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南大門や大仏殿などを総指揮した重源上人、はじめは奇行ととられたようですが東大寺の骨格を揺るぎないものにしました。

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