nalacarte

奈良のアラカルト=ナラカルトは奈良の観察記録です。

猿沢池 五十二段/興福寺境内と奈良町を結ぶ踏み段。往時の絵巻物にも象徴的な存在として描かれています。

f:id:nalacarte:20180604163835j:plain

菩薩五十二位説に因んだという説もある石の階段。菩薩、つまり仏を目指して修行に励む人のことですが、五十二位とは仏の境地に至るまでの修行段階が52ステップあるということのようです。しゃれっ気のある階段、そういえば開悟の顔つきをした鹿が歩いて行きます。

f:id:nalacarte:20180604163910j:plain

f:id:nalacarte:20180604163938j:plain

f:id:nalacarte:20180604164015j:plain

円形劇場の観覧席を切り取って貼りつけたような階段。夕涼みに訪れる人は多く、猿沢池を眺めながらの語らいは長くなりがち。恋人のためのベンチに早変わりすることも。足を止め町並みを眺めやれば、池を渡る風にいやされて気分は上々です。長すぎず、きつすぎず。広くもなく、狭くもなく。過不足のなさに、中庸ということばを思い出しました。

f:id:nalacarte:20180604164101j:plain

f:id:nalacarte:20180604164131j:plain

f:id:nalacarte:20180604164150j:plain

f:id:nalacarte:20180604164220j:plain

f:id:nalacarte:20180604164245j:plain

仏塔も池も舞台装置のようで、周囲の景色は申し分のない書き割りのように見えてきました。

f:id:nalacarte:20180604164315j:plain

Copyright(c)2016 Nalacarte.All Rights Reserved.