nalacarte

奈良のアラカルト=ナラカルトは奈良の観察記録です。

鹿/野生でもなく、野良でもなく。いつの間にかお辞儀をおぼえて煎餅を頂戴しています。・・・いやはや!

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奈良町と鹿の関わりは平安時代からです。神の使いとして大切にされてきました。江戸時代のこと、家の前に鹿が死んでいたら興福寺に届けを出します。そして検分ということになりますが、処理の費用とあわせてちょっとした清め銭をとられたとか。奈良町の人は朝が早いといいます。もし家の前に鹿が死んでいたら気づかれないうちにどこかよそへ・・・。鹿守もいたほど鹿とのつきあいは深いものがありました。

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鹿は愛くるしい動物に違いありませんが生き物ですから糞をします。しかもそんじょそこらに!踏んづけてしまうので注意しなければなりませんがおよそ1500頭の量にしてはちょっと少ない。それもそのはずフンコロガシやミミズやさまざまな種類の微生物がくまなく分解処理してくれるのです。そしてそれらは芝の肥料になっているのです。

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奈良公園一帯の芝を人の手で刈るとなると年間で数十億とも100億以上とも言われています。試算によってはもっと増えることでしょう。ところが下枝や下草はほとんど鹿が食べてしまいます。奈良の予算に大いなる貢献をしているわけですが、彼らがせっせと食んでくれるおかげで大地から2メートルが見通しよくなりすっきりした景観を生みだしています。ディアーラインというそうな。いやはや!

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