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奈良のアラカルト=ナラカルトは奈良の観察記録です。

東大寺/夜の大仏殿 夜陰に威容を誇る大建築。仏教に活路を見いだし大国たらんとして踏ん張った勢いがいまだにありました。

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激しく揺れ動いた天平時代に聖武天皇は即位し、藤原不比等の後ろ盾によって国のかたちを整えていきました。しかし不比等は志なかばで逝ってしまいます。その空白を埋めたのは詰まるところ仏教でした。厩戸皇子が仏教に着目してから、およそ150年後のこと。2500年前に釈尊が唱えた思想が1300年前の奈良で花ひらこうとしていました。

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この国の仏教の黎明期は学究的な肌合いが強くありました。東大寺は研究機関として中心的な存在でした。名だたる僧侶を輩出しましたが、彼らの多くはすぐれた思想家というべき研究者でした。法界縁起や唯心縁起はいまなお世界の思想界において揺るぎない概念の一つとして認識されています。この世界はなんであるのか、人間とはなんであるのか。果てしない議論が喧々諤々と行われたことでしょう。

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