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奈良のアラカルト=ナラカルトは奈良の観察記録です。

大和八木/東西に1400年前の横大路。南北に1300年前の下ツ道。古代の道と古代の道が現代の道として交差しています。

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この国最古の幹線道路が大和八木を貫いています。交差点近くの町並みは真空地帯のようです。1300年前の都だった平城宮の奈良ともなにかが違う。横大路も、下ツ道と呼ばれる中街道も、この辺りに限っていえば道を拡張されることがなく、いまもって現役で使われています。厩戸皇子も、大陸からの渡来人も、歩いていたはず。交差点にはあわせて2700年分の重みがありました。

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堺に通じる竹之内街道と繋がっている横大路は、大陸の文明と文化を奈良盆地に運び入れた道です。都を造営する技術も、大伽藍を建立する知恵も、漢字という文字文化も、すべてはこの道を通して運ばれてきたのです。大動脈というにふさわしい道がここを走っているのです。

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中街道は、北は山城まで通じ、南は吉野と紀伊に繋がっています。横大路は近世になると伊勢街道となり、大勢の参詣巡礼の客でごった返していたそうです。それらが交差する大和八木、賑わいいかばかりだったことか、想像に難くありません。交差点には高札場(掲示板)があり「札の辻」と呼ばれていたそうです。

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